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2008年2月12日火曜日

アメリカの大統領選について

 ちょっと情報を貯めていたので、結構盛り上がっている最中を通り越しての投稿です。

 さてアメリカの大統領選ですが、オバマ対ヒラリーでそこそこ盛り上がっています。友人などとも何度かメールしていますが、今回の選挙ほど有色人種層が取り上げられた選挙はなかったでしょう。黒人層はオバマを支持し、ヒスパニック層はヒラリーをと、同じ有色人種層でもこれまでのようにアメリカの下層階層として一枚岩で語られているわけではありません。なんとなく、江戸時代の日本のえた、ひにんのような感じもします……ってか、えたもひにんも自動で漢字に変換しねぇし。

 それはともかくとして、やはり見ているとヒスパニックよりは黒人層の方がまだ裕福そうに見えます。人間、どうしても生活していると視野が狭くなってくるもので、大きな違いよりも小さな違いの方が憎悪は高まりやすいといいます。それが今回の選挙に反映されているかどうかまではわかりませんが、今後のアメリカの選挙は今回以上にこれら各有色人種層対策がとられるようになるでしょう。以前の投稿でも書きましたが、後十年もすればアメリカの人口比は白人層を有色人種層が追い抜きますし。

 恐らく、このまま行けばオバマが勝つでしょう。これは関西ローカルのワイドショーにて青山繁晴氏が語っていましたが、この前のスーパーチューズデーまで、当初は圧倒的な支持のあったヒラリーに対してオバマが猛追してきてその日の選挙に引き分けるまで持ってきた。この追い上げは現在進行形で続いており、以降の選挙もオバマが勝つだろうと予想していましたが、見事にそれは的中し、昨日も四つの州でオバマが非常に有利な結果で勝ちました。それに対してヒラリー陣営は選挙対策委員長を取り替えたり、また資金不足からヒラリー自身のポケットマネー五億円が追加投入されるなどと、あまり景気のよくないニュースが続いています。

 いちいち書く事が断片的になっているのですが、やはりアメリカの保守層、特に力の強い退役軍人層は軍の最高責任者である大統領に女性がなるのはどうしても我慢ならないと聞きます。かといっても黒人なら大丈夫なのかと心配していましたが、やはり女性よりは男、それなら黒人でもいいというような情勢でしょうか。確固とした自信がありませんが。

 ではもう一つの共和党はと言うと、どうもこのままマケイン氏に候補は決まりそうです。確かに早くに決まれば本番の大統領選挙戦は有利になりますが、どうもこの人だと個性がないというか、なんせ今年で72歳にもなる長老でオバマが47歳と考えるとやはり見劣りします。そしてアメリカの情報でも次の大統領は閉塞感を打開するようなリーダーシップのある人物を求めているようですし、対抗馬としては力不足なんじゃないでしょうか。まぁ私の勝手な予想だと、オバマがなった後で暗殺されて、また伝説を作った後でアメリカは元通りになるんじゃないかと思ってます。

 そして最後にこの大統領選の日本の反応ですが、どうも日本のメディアは各候補が対日外交にどう影響するのかをあまり報道していません。ヒラリーは中国に対して肩入れが強いからオバマの方が日本にはいいだろうとは断片的に言っていますが、これも果たして確証があるかどうかは非常に疑わしいです。大体、伝統的にアメリカのアジア外交は民主党は中国寄り、共和党は日本寄りですし。あとあと、福井県の小浜市で「オバマ候補を勝手に応援する会」というのが出来たそうです。ここまで激しい便乗商法は見た事がありませんが、まぁ見ていて面白いのでありなんじゃないかと思います。ちなみに、オバマ氏と今回書かなかったのはこの小浜市と変換を混ぜないためです。
 
  追伸
 今、Caramelldansenにはまってます。

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