ページ

2008年9月19日金曜日

太田農水相辞任について

 帰宅が遅い日に限って、あれこれ書く話題が多いというのも因果なものです。しかし今日は私が今最も熱中して読んでいる「ノノノノ」の単行本三巻が発売されて、先ほど読み終わったところで非常に気合が入っているので、調子よくバンバン書いていけそうです。昨日なんか結構難しい話題とはいえ、非常に表現が悪かったし……。

 それで早速本題です。いちいちリンクを貼るまでもないのでこのまま解説に入りますが、本日太田誠一現農水大臣が辞任を発表しました。辞任理由は自己米問題で消費者を混乱させたためと述べていますが、結論から言うと私は絶対にこいつの辞任を認めません。

 既にいくつかの解説でも書かれていますが、今回辞任したのは明らかに世間の批判から自分の身を守るためでしょう。事故米問題が起こり、保身のために農水省が行った流通業者リストを公開によってで批判から身をかわすどころか逆批判が起こり、恐らくその反応を見て怖くなって辞任したというのが本音でしょう。福田首相が辞任して事実上内閣が機能していない現在、この段階で職務放棄するなんて呆れて物が言えません。また農水省の不手際の責任を取っての辞任といっておきながら、その同じ会見で農水省の役人は頑張って働いているなどと彼らを弁護するあべこべの発言もしており、それだけ頑張りを認めているのなら貴様もしっかりと働けと言いたいものです。

 自民党にとっても、この辞任は毒薬のように悪影響を強く残すでしょう。せっかく総裁選が盛り上がって福田首相の突然の辞任の悪いイメージが払拭してきたこの中でまた問題を起こしての辞任ですから、もし十月に総選挙が行われるとしたら今回のニュースも必ず影響してくるでしょう。

 物事の責任の取り方というのはその状況次第にあると思います。たとえば大きな失敗をしてしまい、その失敗を取り返すのに他によい人材がいるなかでその人材に後を任せるというのは正しい責任の取り方です。しかし大きな問題が起こり、自分は知らないよとばかりにすぐさま身を隠すのは責任を取るのではなくただの逃避です。今回の太田農水相の行動は後者です。絶対にやめること認めず、世間の批判を存分に受けるくらいの仕事は無能でもできるんですから、しっかりとお役目を果たすべきでしょう。

0 件のコメント: