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2010年1月1日金曜日

相次ぐ人身事故について

 先月に書いた「内戦状態の日本 その二、反応と期待」の記事の中で私は人身事故、もとい鉄道への投身自殺がほぼ毎日起きていることについて何故メディアは取り上げないのかと苦言を呈しましたが、十二月三十日付のの朝日新聞にて取り上げられているのを見つけたのでご紹介します。

増える鉄道自殺 運休・遅れ原因の45%に(朝日新聞)

 リンク先の記事では今年も全体の自殺者同様に人身事故も過去最高のペースで相次いでいるものの、死亡者のプライバシーにも関わる事からデータを公表するわけにも行かず、なかなか対策が立てられず鉄道会社も頭を悩ませていると書かれてあります。プラットフォームに防護柵を立てたり、心を落ち着かせる青い証明を用いるなどといった小さな対策が書かれていますが、どれも効果があるかといえば判然としないようです。

 現在で以っても日本の自殺者の大半は50代以上ですが、近年は若者の割合もじりじりと増えていると以前にどこかのニュースで見ました。これまで私はあまり大きくこの自殺問題を取り上げてきませんでしたが、そろそろ日本は本格的に対策を取らなければいけない時期に来ているでしょう。いくつか私の知っている他国の自殺対策を紹介すると、北欧の確かフィンランドだったと思いますが、そこではカウンセリング施設を国内に大きく広げる事によって自殺者数を急激に減らしたといい、またフランスに至っては敢えて国が向精神薬を広く処方する事で国民の自殺を減らしていると言われ、成人の過半数が毎日服用しているなどという噂を聞きます。まぁそんな社会をまずどうにかするのが先なきもするのですが……。

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