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2011年5月31日火曜日

経産省の一般家庭への節電促進策について

節電目標達成の家庭に景品 15%削減でLEDや映画鑑賞券(産経新聞)

 今日たまたま見つけたニュースですが、勘に触る内容なので取り上げます。
 上記リンク先のニュース内容を簡単に説明すると、電力不足が懸念される今年の猛暑期の対策として経産省はこのほど、前年比15%削減の節電を達成した一般家庭に対して景品を進呈する促進策を計画しているそうです。具体的にどこが癇に障るかというと、前年比で節電の指標を作るのであれば去年まで電気を浪費していたほど15%削減することは容易く、逆に去年以前から積極的に節電を実施していた人は達成が困難になるからです。勘のいい人ならわかるでしょうがこの構図は京都議定書におけるCO2削減目標と一緒で、主導するのが経産省なだけにいろいろと腹が立ちます。

 それであるのであれば二番煎じと言われようとも、冷蔵庫やエアコンといった消費電力の大きい白物家電に対して家電エコポイントなどと言わず、直接国が購入額を補助する政策を実施することの方が個人的にお勧めです。この二つの家電における技術の進歩は凄まじく、十年前と最新のとでは消費電力は数十%変わると聞きますし、また家庭で使用する電力の半分程度が冷蔵庫に使われることも考慮すると再実施する価値はあると思います。

 ちなみに私が日本で一人暮らししていた頃は冷房、暖房なんて使わないのでエアコンはコンセントごと外していました。実家ではうちのお袋が気を利かして私の部屋に窓付けのエアコンをつけてくれましたが、元々エアコンなんて使わないし窓が開閉できなくなったと愚痴を言ったことからかなり激しいケンカとなりました。その後私はその部屋から移り、現在は客室として使われているので結果オーライとはなりましたが。

国初、薬ネット通販立件=対面販売命令を無視―業者を書類送検・大阪府警(時事通信)
 もう一件気になったニュースとして、ネットでの医薬品販売で摘発があったというこの報道を取り上げます。
 内容については詳しく語りませんがこれだけネットが発達しているのだし、離村離島の状況を考えるととっとと薬事法を改正してネット販売を認めるべきだと思います。どうもこの辺はいろいろと権益が絡んでそうで、きな臭い話です。

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