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2012年7月28日土曜日

神奈川県警、愛媛県警の不祥事について

 以前に私は「問題があると感じられる県警」という記事で言い訳のしようがないような不祥事を出している県警をいくつか紹介しましたが、不祥事界のキングこと神奈川県警がまたもやってくれたようです。

警官集団セクハラ、立件視野に捜査へ…判断撤回(読売新聞)

 内容に関してはあまりにも下品なので詳述しませんが、どう考えても犯罪としか思えない行為を実行していながら当初、「立件はしない」とこれまた規格外の発表をしてのけた神奈川県警ですが、さすがに世間はそうは問屋をおろさなくて身内びいきと批判が起こったことから、「最終的な判断ではなかった」とこれまた苦し言い訳をして捜査に着手したそうです。でも神奈川県警のことだから捜査をした上で、「やはり違法性はなかった」とか言ってまた立件見送りに舞い戻るだけかもしれませんが。
 それにしてもこの事件のコメントでもしこれで立件されないというのであれば、「カラオケ屋で服を脱いでも公然わいせつには当たらない」というある意味すごい前例を作ることになりかねません。全く関係ない話ですが、上司からこの前に自分が行かなかった二次会について、「お前はいかなくて正解だった」と言われたのでわけを聞くと、参加した一人が途中でパンツ一枚になった上に女装するなど破天荒ぶりを見せたそうです。そもそも女装用衣装が置いてある店があるっていうことが驚きだけど。

警視ら2人を書類送検=虚偽公文書作成容疑―愛知県警(時事通信)

 神奈川県警の不祥事にやや隠れ気味ですが、こちらの愛知県警の不祥事も非常にきな臭さを感じる事件です。
 こちらについては内容を簡単に説明すると、昨年1月にオウム真理教の事件に関して情報提供があったとして県内で勤める医師に感謝状を贈った件について、管轄と異なる蟹江署から送られていたことから調べてみると、提供された情報の確認に行ったとする署員の運転日誌が改ざんされていたとのことです。これははっきり書いていない記事のせいでわかりづらいのですが、言い換えるなら「情報提供を受けたという事実はなかった」ことなのかもしれません。つまりありもしない情報提供に対して感謝状を贈ったという意味です。

 北海道新聞が北海道警が捜査協力者への報奨金で裏金を作っていたという事実が明るみになってから久しいですが、もしかしたらこの事件はまた同じことを愛知県警がやっていたのかもしれません。こちらは既に関わった人間が書類送検されておりますが、普通に考えたら怪しいところ満載です。
 オウム真理教絡みで情報提供ときたら昨年から今年にかけて一気に捕まった指名手配犯3人に関するものしかはっきり言って有りえないですが、この3人は結果的に関東都市圏に潜伏しており、なんで遠く離れた愛知県で情報提供があったのか容易には理解しがたいです。何も愛知県警に限らず、オウム絡みの情報提供を調べたらほかの都道府県でも同じようなケースが見つかるかもしれません。

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