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2013年2月24日日曜日

映画「テルマエ・ロマエ」の気になるお値段

 昨日の晩はWBC前の日本対オーストラリア戦を見た方が多かったと思いますが、私は何故かこの時間帯、試合中継があることを知らずTBXの「ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!SP」という番組を見ておりました。この番組はいろんな業界の第一人者がその業界の内情をぶっちゃけトークをするという内容なのですが、ゲストも番組全体の構成もよく、落ち着きのない性格で1時間以上テレビの前に座ることがほぼない自分が珍しくじっと見続けておりました。出演したゲストはスピードスケートの清水宏保元選手やプロゴルファーの片山晋呉選手、モデルの冨永愛氏などいる中で、去年映画化して大ヒットを記録した漫画「テルマエ・ロマエ」の作者であるヤマザキマリ氏もおりました。
 この番組でヤマザキ氏は映画「テルマエ・ロマエ」について語ったのですがその内容というのも、「映画化に伴ってヤマザキ氏に入ってきた収入は、わずか100万円」という衝撃的なものでした。

 ヤマザキ氏によると、映画化が決まった段階で編集部から連絡があり、「100万円を振り込んでおくけどこのお金は映画の原作使用権の物だから」とだけ言われ、公開された映画が興行収入が50億円を超える大ヒットを記録した後も追加報酬は一切なかったようです。それどころか映画化に伴うキャンペーンで日本中のあちこちを訪問することとなったがそれも全部ノーギャラとのことで、同じ番組に出たゲストたちからも「編集部に騙されているのでは(;゚Д゚)」とコメントするほどでした。
 映画やドラマなどの映像化に伴う漫画家への収入は少ないとは聞いてはいたものの、まさかこれほどまでに少ないとは想像だにしませんでした。幸いというか「テルマエ・ロマエ」は単行本が売れているからまだいいのではとも思いましたが、ヤマザキ氏は現在アメリカに滞在している関係で日本にいる人より余計に税金がかかっていることも明かしておりました。

 同じくお金の話だと片山晋呉氏が、「日本のプロゴルファー約5000人のうち、賞金だけで暮らしているのは約50人」という事実を明かしておりました。一見華やかそうに見える職業でも、大変なものはやはり金銭的に大変何だということをつくづく思い知らされます。

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