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2013年4月13日土曜日

北朝鮮は戦争を起こすのか?

 なんかこのところ朝鮮半島に関連するものばかり書いてて食あたり気味です。かといってやる気があまりわかない今の状態でパパッと書くことと言ったら北朝鮮しかないので、パパッと開戦するかどうかについて私の意見を述べます。そもそも、パパッと言うことでもない気がするが。
 結論から述べると、北朝鮮は挑発行動は行っても自ら開戦することはありえないと思います。理由はごく単純で、戦争をするにしても物資があまりにもないからです。

 たとえばこれは中国の話ですが、中国が保有する石油備蓄量は国内消費量の約1ヶ月分しかありません。これに対して日本は約6ヶ月あり、戦闘を継続する能力で言えば圧倒的に日本が高いために中国の軍事専門家ですら「尖閣で有事があった場合、中国は日本に勝てない」とはっきり分析しており、中国も日本並みに石油備蓄量を増やすべきだという意見も出ております。

 北朝鮮が一体どれだけの石油を備蓄しているのかわかりませんが、常にエネルギー不足に悩んでいることから察するに1ヶ月、下手したら1週間も持たないのではないかと推測します。それこそ夏季であればまだいいでしょうが、冬季にでも戦争となったら暖房用燃料の供給すらままならない状況になるでしょう。
 そんな状態では戦争をやろうったって土台無理でしょうし、恐らく軍隊を展開して1週間程度で物資の底が尽き、攻撃はおろか防衛すらできなくなるのがオチだと思います。いくら狂信的な国家とはいえ、さすがにこの辺の事情というか自分たちの懐くらいは理解しているんじゃないかなぁ。

 そんなわけで、ミサイルを撃って脅すことはあっても戦争は起こさない、というより起こせないのが北朝鮮です。どちらかというと相手の政府を脅すより相手の国民を脅すことが目的で、戦争なんか起こせっこないのに「第二次朝鮮戦争が起こるのか!?」などと掻き立てるマスコミは北朝鮮に対する利敵行為だと私は思います。今に始まることじゃないけど、言うねぇ俺も。

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