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2013年4月20日土曜日

ボストン爆破事件について

 先日米国のボストン市のマラソン大会中に起きた爆破事件ですが、先ほど犯人が逮捕されたそうです。捕まった犯人の兄で同じく事件を起こしたとみられる人物は警官との銃撃戦の末、既に逮捕されているそうですが、今後はどのような動機でこんな事件を起こしたかに捜査が集中していくことでしょう。

 さすがに予想を外したらカッコ悪いなと思っていたので後出しじゃんけん気味に話しますが、事件が起きた当初からこの事件はイスラム系テロリストグループの犯行だとは私には思えませんでした。その理由というのも複数あって、箇条書きにするとこの二つです。

犯行声明が行われなかった
凶器が圧力鍋

 イスラム系テロリストからすれば犯行によってなんらかの主張をしなければ行動に全く意味がなく、犯行声明が事件前も事件後も起こらないというのは奇妙というかありえないと言ってもいいと思います。そして次というか二番目の理由、これが今日一番に言いたい内容なのですが、あくまで私の個人的な意見としてテロリストというのはやたら「武器」を神格化する傾向があるように思えるのです。イスラム系テロリストであればカラシニコフ銃ことAK-47 や爆弾などで、古くは左翼系過激派団体も強奪した猟銃を神棚に置くといった行為をしており、何かそういう信仰めいた行動が見えるような気がします。

 それに対して今回の爆発事件はベアリングボールを入れた圧力鍋で、殺傷力に関しては紛れもなく高く凶器として劣ることは全くありませんが、神格化するべき対象としてはやや不適格な面が否めません。なら何故使用するのかと考えると、明確な思想を持ったテロリストではなく何かしら社会に不満があってそれを爆発させたい人間が使ったのでは、こんな風に考えてました。二度目になりますが外れていたらカッコ悪いけど。

 ついでに書いてしまうと、私に言わせれば爆弾なんて使ってテロ事件、または無差別殺傷事件を起こすのはややナンセンスだと思います。こういうこと書くからいろんな人に引かれるのでしょうが、単純な威力で言えば硫化水素の方が致死性などで高くてかつ非常にお手頃簡単に作れるという利点があります。
 にもかかわらず硫化水素、並びにバイオテロが自爆テロに比べて少ないのは、上記の武器に対する信仰なり神格化が影響しているんじゃないかなと勝手に考えてます。ガスだと形がないせいで偶像になり得ないところがあり、そういうところが影響しているんじゃないか、暇なせいかこういう妙なことをよく考えてしまいます。

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