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2017年9月27日水曜日

恐れ入ったファミマの応答

なんかの映画のワンシーン

宅配便の受け取りは職場で! 草の根運動広がる
 EC関連企業、「社会的責任」から再配達対策を推進(JBpress)

 また手前味噌な感じしますが自分の記事が今日配信されました。内容は今年3月にも書いた職場受け取りの話で、実際にこれを行っている企業各社へ取材した内容となっています。

 ただ、結論から言うとなんかアクセスはあまりよくないようです。自分の記事はいつも出したらランキング上位に来ますが今回は割と低い順位にあり、ヤフコメの伸びを見てもあまり反響が出ていないなという印象を覚えます。
 実際自分でも、今回の記事は取材量が桁違いに多かっただけに書き終わった時はすごい達成感があったものの、しばらく経ってみると再配達問題の熱は大分冷めてるし、内容も二番煎じとみられる可能性が高いと思えてきて、あまり伸びないかもという不安がもたげてきてしまい、結果的にそれが的中する形となってしまいました。

 改めて敗因というか改善点を探るとすれば、Web記事でアクセス数を決めるのはやはり何といっても見出しで、これまでの私の記事ではほぼ必ず「中国」という言葉が入っていたのが大きかったのかもと思えてきました。実際、大したこと書いたつもりない記事でも中国ネタならアクセスはよく、なんていうか複雑ですがやはり中国に対する意識が日本人は強いんだなという気がします。なので、これからはもっとも中国を前面に出した見出しにしようと北極星に誓いました。

 ここで話題は変わりますが、今回の記事はアクセス数こそ奮わなかったものの内容に関しては悪くない出来だと思え、文字数も規定をオーバーさせるなどぎっちぎちに詰め込んであるので是非読んでいただきたいレベルには仕上がっています。実際に職場受け取りをしている会社の話はなるほどと思え、特にダンボールの処理に関してはリサイクルにもつながるだけにこの点だけでももっと掘り下げて記事にしてもよかったくらいです。
 また前述の通り取材量は半端なく、多分一記事としては過去最高の取材量だと思います。中でも環境省、クロネコヤマト、ユニー・ファミリーマートホールディングスの三団体に電話取材を敢行し、国際電話代がやや高くついたのはハートが痛みました。

 その電話取材ですが、クロネコについては二人斬り倒しています。もちろん比喩表現ですが最初に出た広報担当二人はあまりいい水準ではなく、一人目に至っては何も答えられず「確認します」と一旦保留にした後、恐らくミスで電話をぶち切ってきました。再度かけなおして出てきた二人目も、「確認します」と一旦電話を置きましたが、保留ボタンを押しておらず、受話器の後ろから「あとで確認しますつっとけ」という上司らしい言葉が聞こえてくる始末でした。
 ただ、三人目に出てきた人は広報としてかなりまともで優秀な人で、こちらの取材意図を把握した上で適切な回答をいただけました。それだけに最初の二人は、特に今何かと叩かれている時期なだけに、「最初の二人に関してはもっと修業が必要です」とはっきりと三人目の広報担当に私も言いました。私なんてかなり優しい方なのにあんな取材対応したらほかのメディアの記者なら、「てめぇ今からそっちの事務所行くから待っとけよ」と言われると思います、マジで。

 一方、そんなクロネコとは対照的と言っては何ですが、ユニ・ファミリーマート(ファミマ)の広報担当は際立って優秀でした。こちらが取材意図を説明するとすぐに把握した上で、ある程度準備されていたとは思いますが満点に近い回答をくれた上、細かい質問にも丁寧に答えてもらえました。
 前にも書きましたが割と企業広報を見ればその会社がどういう会社かは透けて見えるだけに、ファミマは実はすごい会社なんじゃないかと密かに思いました。実際に上の記事を読んでもらえばわかりますが、現在すでに実施している職場受け取りも一社員の提案を受けて全社で導入したと言い、口では言いながらほとんどの企業で実行されないボトムアップでの改革を果たしているという一点をとっても社内の風通しのよさを感じさせられます。

 この点について先日知人に話したところ、ファミマではもともと各エリアのマネージャーが定期的に各コンビニ店舗を回って、アルバイトに至るまで現場の従業員一人一人から改善意見を聞いているそうです。コンビニ業界の王者と言えば間違いなくセブンイレブンですが、鈴木敏文氏が去った後なだけに、地味にファミマも今後は侮れないんじゃないかとややほめ過ぎな感じもしますがこれらのエピソードからはそう感じさせられるほど今回は恐れ入りました。

 ただ残念ながら、今回こちらのファミマの広報担当さんにはかなり込み入った内容もいろいろ聞いているにもかかわらず、文字数の関係からその大半を記事に反映させることができませんでした。熱心に回答してくれていただけにこの点に関しては大変申し訳なく、この場を借りて深く謝罪申し上げたいと思います。
 同時に、今回の記事では職場受け取り運動を主催しているカルテットコミュニケーションズさんをはじめ多くの企業で取材に協力していただき、改めてこの場で感謝申し上げます。記事にも書いていますがどの会社も社会的責任を強く意識する会社が多く、世の中捨てたもんじゃないと取材しながら感じました。

  おまけ
 今回の取材では職場受け取りをやっていると発表していたボーダレスジャパンにもコンタクトを試みましたが、ここはファッキンな東海テレビ同様に何故か返信もくれませんでした( ;∀;)

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