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2009年1月12日月曜日

ゲームの「サイレン」について

「おかーさーん、おかーさーんあけてよー」

 このフレーズを覚えている方はいるでしょうか。このフレーズは、もう大分古いですがPS2のホラーゲーム「サイレン」の、あの恐すぎて放送中止となったCMで使われたものです。さてなんでそんな昔の話を突然するかと言うと、ちょうど今まさに私がこのゲームを遊んでいるからです。

 もともとこのサイレンは三年前に購入したものの、あまりの難しさに音を上げてプレイを中断してしまったままでいました。それがこの前久しぶりに思い出し、ネットにて情報をいろいろ見ていたら攻略情報サイトに行き着き、せっかく買ったのだからこの情報を元にやってみるかと再び立ち上げた次第であります。
 で、改めてやってみた感想はと言うと、「こんなの攻略情報なしでクリアできるかっ(゚Д゚)ゴルァ!!」といったところです。どこのサイトでも私の後輩も、このゲームはあまりにも難易度が高すぎるために一般受けしないと聞いてはいましたが、攻略情報を見てみるとただステージをクリアするだけでなく、普通にプレイしていたらまず気づくはずもない細かい隠し条件を攻略しないと後々ゲームが進まなくなるなんて正気の沙汰じゃありません。後輩も攻略情報に沿って遊んでいたと言っていましたが、逆を言えば沿わないと遊べないくらいの尋常じゃない難易度です。

 それでゲームの恐さですが、私はこれ以前にテクモの「零」というホラーゲームをプレイしておりこちらは海外からもものすごい恐いと評価されながら、私自身はそれほど恐いとは思わないままクリアしました。ですがこちらのサイレンはと言うと、はっきり言って滅茶苦茶恐いですヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
 あまりにも恐くて、二時間連続でプレイすることはまだできずにいます。おまけにやってるのもこんなクソ寒い冬の間ということもあり、文字通りプレイ中は身体の震えが止まりません。よく怪談は夏にやるものだと言いますが、冬にやるものではないというのはよくわかりました。

 とまぁこんな感じでまだプレイ途中なので、またおいおい細かい感想はこの後も続けていきます。最後に現段階でちょっと気になっている箇所として、作品の舞台が昭和78年となっている点があります。というのもこれは平成年間初頭に多かったのですが、いわゆる「終わらない昭和」というジャンルがまさかまだ使われていたということに好感を持ちました。
 その「終わらない昭和」というジャンルは平成5年くらいまで一部のマンガやSF小説などで使われた設定で、米ソの冷戦構造が続いていたりなどと一部で昭和の世界観が引き伸ばされたまま、技術などは現代や近未来のものというような話がよく展開されていました。何故こういったジャンルが存在したかというと私見を言わせてもらえば、基本的に日本人は過去にノスタルジックな感傷を抱くのでその感傷を残したり、現代とは違った一つの未来を提示する設定として好都合だったからだと思います。

 ちなみにこちらは「終わらない昭和」とは違うかもしれませんが、私もマンガ版で楽しく読ませてもらっている「ひぐらしのなく頃に」も、メインの舞台を昭和58年に据えており、この作品でも「昭和」という一つの時代が使われています。個人的にはこういうジャンルは平成も大分過ぎた今では通用しないものと思っていただけに、こうして元気に使われているのを見るとこっちまでうれしくなってきます。ま、さすがに鉄人28号で使われたような、「旧日本軍の秘密兵器が……」って設定はもう見ないけど。

2 件のコメント:

ホリ さんのコメント...

はじめまして
ぼくも何年か前に攻略本片手にサイレンやったことありますよ、怖かったです。はじめは怖くて弟と二人でやってました。でもしだいに怖さに慣れて一人でやるようになったのを覚えています。
ちなみにぼくはサカタの友人です。

花園祐 さんのコメント...

 はじめましてホリさん。サカタさん経由でコメントしてくれるなんて、本当にありがとうございます。こっちの本店の方のコメント欄は身内ばっかりなので、今とてもうれしいです。

 正直、私もサイレンは一人ではやりたくないですね。でも毎日家に帰ってこのブログを書き上げてからプレイするので、大抵やる時間が十時位からでもちろん一人、そんなだから恐いし寒いしでプレイ中はずっと身体を震わせながらやっています。ようやく半分くらい終わったので、今週末にスパートをかけようと思っています。

 また機会があればコメントをください。お待ちしております。