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2024年4月7日日曜日

上海ロックダウンから2年


 またロボティアの記事で、ため記事を一気に配信されたためまた来週からは色々書き溜めなきゃいけなくなりました(;´・ω・)
 今回の記事はスズキのVWとの提携中止で、これまでとは違い前向きなプロジェクトEndな事例です。最近またNHKが日本でプロジェクトXを放送し始めたそうなので、こっちのプロジェクトEも注目集めたらいいなと勝手に思ってます(´∀`*)ウフフ

 話は本題ですが先日友人の上海人と並んで歩いている最中、「今から2年前、あのロックダウンが始まったな(ヽ''ω`)」という言葉がポツリと出てきました。

 あの上海ロックダウンについては当時もこのブログでかなり口汚く文句ばかり書き綴りましたが、長期化するにつれて生活に慣れていったのかその手の文句も減っていったような気がします。ぶっちゃけ歴史的な一事件を体験したとは思いますが、あんな苦しい思いするなら体験しなくてもいいし、中国政府を一生恨む十分な理由ができたと思っています。
 当時のブログにも確か書いていますが、あのロックダウンを受けて当時の日本人の同僚が一人職場を去りました。その理由というのも「こんな国にはもういたくない!」と、同僚の中国人妻が言い出したからだそうです。ああいう事態が起きた後の踏ん切りというか損切の覚悟で言えば、あんな目に遭いながら今も妥協して中国に暮らす自分なんかよりずっと強いんだと、密かに中国人をリスペクトする出来事でした。

 結局、あれほどの犠牲を払ってロックダウンを敢行し経済にも深刻なダメージを与えておきながら、その年の12月には中国はゼロコロナ政策をやめています。執行中はあれだけゼロコロナの優位や効果を謳っておきながら何故やめるのか、経済にも貢献していたというのならもう一回やってみろよと内心言いたいところですが、やるんだったら自分がいないところで、共産党内だけでやってほしいものです。
 
 あのロックダウンを経験して自分が得た教訓としては、何よりもカレーよりも人は自由を譲り渡してならず、自由こそ最も尊重すべき概念であるというアメリカ人っぽい思想です。もちろん公共のためにはいくらか自由が制限されるのは当然ですが、それでもすべての自由を放棄したら本当に人間として、社会としてだめになるし、また国家としても一定の自由を保障できないのであればかえってその国家は弱体化するという風にもロックダウンを見て感じました。
 もう一つの教訓というか最大の思い出としては、ご飯と野菜だけで暮らしていたあの日、団体購入で初めて届いた冷凍シュウマイの味は非常に強烈だったというか今でも忘れられません。あまりの感動からいつか日本に帰ったらお金をためてシュウマイの神社を作ろうと思ったほどで、この願いは今も持ち続けています。それくらい、あの時食べたシュウマイは神のように感じました。

 などと語りだしたら止まらないロックダウンの思い出ですが、先日暖かい日和の中で自転車で駆け出し、外で桜の花が咲いているのを見て、「ああ、桜の花を見る自由すら2年前はなかったのか」などと思いを馳せていました。そういう意味ではこうして自由に動ける春の日々というだけで感謝の正拳突きをしようかなと思えてきます。同時に、あの時のトラウマにまだ自分は囚われてるのだなとも思え、今自分が奪われ、なおかつ戦火にさらされているガザ市民のことを思うと本気で胸が苦しみます。ロックダウンを経験していなければ、ガザへの気持ちは今とは全く違ったものだったことでしょう。

2024年3月30日土曜日

中国の天目茶碗は侮れない(;゚Д゚)


 また自分の趣味の話で申し訳ないですが、先日購入したこの天目茶碗にはまっています。

 天目茶碗とはその名の通り茶碗の一種ですが、この名前は日本ではなく中国が由来です。中国のお茶の産地でもある浙江省杭州市にある天目山周辺で成立した茶碗形態ということから「天目茶碗」と名付けられているのですが、いくつか種類があるものの、上の写真のようにまるでラミネートシートを張り付けたかのようなまばゆい光沢を持ったものが比較的ポピュラーです。

 この天目茶碗の中でも日本人にとってもっとも知名度が高いのは、国宝にもなっている曜変天目茶碗でしょう。この茶碗はすべて中国で作られたものですが欠けのない完品は三つしかなく、そのすべてが現在日本国内にあります。
 以前に何でも鑑定団で「四つ目の曜変天目茶碗」と鑑定された茶碗もありますが、こちらに関しては番組放送時より「本物じゃない」という異論もあり、現在も議論が続いています。

 話を戻すと、この天目茶碗の特徴は上記の通りに表面の光沢がまばゆかったり、弾けた様な文様を見せる点にあります。この特徴が生まれる秘訣は何かというと表面に塗る釉薬にあり、天目茶碗には鉄分を多く含んだ釉薬を用い、これが焼入れ工程時に弾けるように広がるため、魚の鱗みたいな斑模様ができるとされています。

お茶を入れた時はこんな感じ

 それで今回の天目茶碗ですが、実はこれまで中国の茶碗というか陶器には何の魅力も感じず、日本に比べレベルが低いとずっと考えていました。こう考えていた理由としては、まず中国では茶碗に対してあまり絵付けを施さず、非常に地味というかシンプルな茶碗ばかりだということ。次に形もあまり工夫しないというかつるんとしたりのっぺりとした形ばかりで、なおかつ土があまりよくないのか手触りや重さもぐっと来ないものばかりだったからです。
 もっとも中国人からしたら、日本の表面がざらざらした楽茶碗とかはあまり形が整っていないと思うそうですが。

 そんな感じで中国の茶碗に見向きもしなかった自分ですが、ふと上記の天目茶碗の由来を思い出し、現在の中国でも天目茶碗って作ってるのかなと思ってタオパオで検索かけたら、思っていた以上にたくさんの天目茶碗がヒットしてきました。しかもそのどれもが上記のように日本ではまずお目にかかれないような極端に眩しい光沢を持ったものばかりで、確かに日本の茶碗のような絵付けこそないものの、この光沢だけでも十分な個性があると感じる代物ばかりでした。
 それ以上に驚いたのが値段です。今回勝ったこの茶碗は何と80元(約1600円)と、自分が普段買うプラモより安い値段でした。ほかの天目茶碗も大体100元以下で、この値段でこの品物ならと思い早速購入して手に入れましたが、一回触ってみてすぐ気に入りました。

 釉薬の関係からか表面は金属質な触感をしており、また汲める水の量は120mlと非常に小さいサイズなのですが意外に重量があります。ただこのサイズで重みがあるのはかえって持ちやすく、ずっしりとした感覚が心地良いです。
 それよりも何よりもこの激しい光沢した見た目は非常に印象的で、写真を同僚に見せてみてもみんな驚くとともに、「高かったんでしょ(´・ω・)」と聞いてきます。でもって80元だと教えるとまたびっくりするΣ(・ω・ノ)ノ!

 前述の通り、自分はこれまで中国の陶器に対してあまり関心を持ってきませんでしたが、こと天目茶碗に関しては値段も安くてこれほど面白い品物があると今回初めて気が付き、その価値を一気に見直すに至っています。今後、値段も安いので人への土産物にこれを使っていこうとも思っており、いいもの見つけた気がします。
 問題は、いろんな種類の天目茶碗をこの際揃えたいところですが、もはや家の中にも尾を置くスペースがなくなっていることです。プラモだけでも数十体あり、置くとこないから靴箱の中にたくさん詰めてるくらいだし(;´・ω・)

2024年3月29日金曜日

続・有機野菜記事の裏側

【失敗のからくり③】ユニクロもNTTドコモも失敗、有機野菜事業の魔性じみた魅力と困難(ロボティア)

 この前に紹介した、ユニクロ、ドコモが失敗した有機野菜事業について、何故両社がそろって失敗したのかを分析す下のがこの記事です。はっきり書いてしまうと、実証的なデータなどなく自分の直感で分析した内容をまとめていますが、その結論を言えば「日本で有機野菜事業をやるのは非常に難しい」に尽きます。

 詳細は記事中に書いていますが、有機野菜は工業製品とは異なり資本投下量を増やしても効率が必ずしも改善せず、むしろその栽培法方から疫病などのリスクもあって逆に効率が下がる可能性があると考えました。また日本では有機野菜に対する認知が低いというか値段が高くなるくらいなら農薬使った野菜を買おうとする消費者が多く、売り先も広がりづらいという特徴があります。
 以上を踏まえると、大量に資本投入したところで一気に事業規模を拡大できるわけでなく、地道に拡大していくしかない事業ではないかというのが自分の考えです。

 かなり妄想が入っていると自覚しつつも、これまでに誰も多くの企業が有機野菜など農業事業でこけた理由について分析しない中、ユニクロとドコモの共通性に着目してここまで書いたのは自分が初めてではないかと思います。それだけに思い入れの強かった記事なのですが、あいにくアクセスはあんま振るわなかったようで、反省しきりな結果となりました。
 なんか一発注目浴びるようなネタで固定ユーザーを早くつかまないとなぁ。

2024年3月23日土曜日

ユニクロとドコモの有機野菜事業記事の裏側

 なんかNHKがまたプロジェクトXを復活させるという報道が出ていますが、自分のプロジェクトEもこの際映像化すべきじゃないかと都合のいいこと考えています。まぁでもプロジェクトXが話題になったら、こっちのEにも波及してくるかもしれません。

【失敗は繰り返される①】あのユニクロが「野菜販売」?史上最大の失敗と呼ばれた黒歴史

 そんなロボティアのプロジェクトEですが、先週木曜にまた記事を出しました。実をいうと記事の配信日を自分は確認しておらず、昨日の記事に来たコメントを見て初めて配信されていることに気が付きました。記事自体を書いたのは2週間前で、あまりに集中して長時間書き続けたため足が若干血行不良になって痛み出すほどでしたが、ここ数年書いた中では最も骨のある経済記事だと自負しています。

 今回の記事内容はかつてユニクロとドコモが手を出して失敗した有機野菜事業を取り上げていますが、実は当初はユニクロのみを取り上げるつもりでした。ユニクロの例はリアルタイムで見ており、その帰結も知っていたので早いうちから記事候補に挙げており、約6000字の2本分でこしらえるつもりでした。
 しかし記事を書く準備として当時の報道を追っかけていたところ、たまたまドコモも同じ有機野菜事業で失敗していたことを知りました。こっちのドコモの例は言い訳がましいですが当時、自分は中国に行っていたためか全く事実を知らず、今回の下調べで初めて知って興味を持つとともに、一社だけならまだしも、何故完全な異業種企業がこぞって有機野菜に手を出し、失敗していったんだろうかと興味を持つようになりました。

 疑問点は二つあり、何故食品を一切取り扱わないのに有機野菜に手を出したのか、そして何故短期間で大きな失敗となったのか。この二つの共通点が非常に気になったことで下調べをかなり行いましたが、少なくとも自分が把握する限りでこの疑問に答える記事や解説は見つかりませんでした。また、ユニクロとドコモを並べてこの有機野菜事業について語る記事も見当たらず、正直に言えば「これじゃ記事書けないじゃん(´・ω・)」と思いました。
 こうした背景から、ユニクロやドコモのように有機野菜に関しては完全な門外漢ながら、いやむしろ門外漢だからこそ公開されている情報などをもとにこの二つの疑問に対する答えを、思い込みでもいいから書いてみようかという欲求がもたげてきました。正直言って自分の見解が正しいという自信は全くありませんでしたが、それでも誰もこの件について声を上げてないのだし、叩き台的な意見としてならファーストランナーとして好き勝手なこと言っていいだろうと勝手に判断して書くこととしました。
 この有機野菜事業に惹かれる理由、失敗する理由についてはまだ配信されていない後続の記事で詳しく書いています。

 以上のような経緯で、スパっと書くつもりがまさかまさかの下調べから膨大な作業となる記事となり、当初は土曜に書き終えるつもりが日曜、月曜にも作業が続きました。月曜日に作業を終えましたが、本音を言えば終わったというより終わらせたに近く、本当はもっと書ける内容もありましたが「もうこれ以上書きたくない( ;∀;)」という気持ちが強く、ある程度まとまったところで筆を止めてしまいました。
 っていうか普段の仕事にも影響が出るほどの疲労具合でした。

 記事の構成がまとまった段階で、ユニクロで1本、ドコモと有機野菜事業で1本の2本立て構成を考えていましたが、結果的にはユニクロ、ドコモで1本ずつ、有機野菜事業で2本分のボリュームとなるえらい大作になっています。これでも書く内容を絞ったほどで、真面目にもっと調べれば「有機野菜に潜む闇」などというタイトルで本も出せる気がします。
 少し内容を小出しすると、結論から言えば有機野菜事業は他の事業、特に工業製品と比べるとその経営難易度は非常に高い事業分野であると思えます。ユニクロとドコモを今回出汁にしていますが、東芝やオムロンも農業事業でともに失敗しており、「農業なんて簡単(・∀・)」と思って入ってくる連中を悉く谷底へ引きずり込んでいます。よほどの情熱や知見がない限り、農業や有機野菜事業に企業は手を出すべきではないと断言できます。

 なお以上の結論に至った際、自分の中でふと思い出したのはゲーム会社のデータイーストの事例です。ここは末期にゲーム会社なのにしいたけ栽培を行ってマジでしいたけ販売してましたが、結局収益とならなかったのかその後解散しています。かなしいたけ(´・ω・`)

2024年3月15日金曜日

血栓との決戦(;゚д゚)ゴクリ…

 またくだらないダジャレを見出しにしていますが、実際の内情は結構笑えないものがありました……。

 事の発端は今週火曜の夜、パソコンを閉じてそろそろ眠ろうと立ち上がったその瞬間、右足の太ももに鋭い痛みが走りました。感覚的に血管の中で毒が広がるような感じで、血流に合わせて痛みが広がっていく感覚でした。先週に熱は出なかったものの喉がいがらっぽく、風邪でも引いてその影響で足が痛みだしたのだろうと思い、寝れば治ると思ってその日はそのまま就寝しました。
 しかし翌朝目覚めたところ、依然として痛みが引かない、っていうか昨夜よりも痛いという状態となっていました。中国度には「酸痛」という言葉がありますがまさにこんな感じで、酸性の液体をかけられたかのようなヒリヒリした痛みが右足太ももにずっとして、歩くのも辛いくらい痛みが激しく会社を休もうかと思ったものの、若干仕事が溜まってたので痛いのを我慢して、足を引きずるような感じで会社に行きました。

 ひいこらしながら会社にはたどり着いたものの、椅子に座った状態ても痛みが続き、この日は勤務中はずっと痛くてあまり集中できませんでした。この間、原因は何かといろいろと考え、上記の熱による関節痛にしては風邪の症状がないだけに、なんかいろいろ疑いました。

 まず一つはヘルニアで、椅子とかに変な姿勢で座りっぱなしだったために腰の神経がはみ出て痛んでるのではないかと疑いました。片足だけ痛むケースでこのヘルニアが多く、最初は犯人間違いなしだと思っていたものの、腰を動かして姿勢を変えても痛みが変わることなくかったっため、若干自信が揺らいでいきました。
 次に疑ったのはビブリオ菌などの人食いバクテリアなどの影響です。これなんか感染した後に四肢から痛み出してほぼ確実に切断処置に至ると聞いているのでもしそうだったら嫌だなと、冷汗かきながら疑っていました。ただビブリオ菌に感染する経路、具体的には生ものの飲食はこのところ覚えがなく、そこまで変なものも食べていないことから、こっちも途中からないなと見送りました。

 そんな感じで過ごしつつも時間とともに痛みは薄れ、昨日の木曜日の午後になると軽くしびれる程度まで落ち着き、やっぱり風邪による炎症だったんだなと思うようになっていきました。一番ひどい時は服が皮膚に擦れるだけでも痛みがあっただけに、これで今夜はゆっくり眠れると安心しきっていました。
 そんな安心が打ち砕かれたのは今日金曜の朝で、目が覚めて寝返りを打ち、右半身が下になる形となったとき、急に再び右足太ももがまた痛み出してきました。それと同時に、急に心臓の鼓動も激しくなりはじめ、血流があわただしくなったのを感じた瞬間、「そうかこれ血栓だ」と初めて気が付きました。

 血栓とは言うまでもないですが、血流が悪くなることで血が血管の中であまり流動せず、そのまま固まって血流を阻害する症状を指します。代表的なのはエコノミークラス症候群で、座ったままなど同じ姿勢で足をずっと動かさない状態が続くと血栓ができやすく、その血栓が肺や心臓など重要な臓器の血流に回って流れを止めると死にも至ります。
 あくまで自己診断ですが、こう判断したのは右足太ももだけずっと痛みがあったことと、右半身をベッドに押し付ける形になったときに再び痛み出した、そして心臓の鼓動も早くなったためです。実際、また寝返りを打って背中を下にしたところ痛みは治まり始め、また鼓動も小さくなっていきました。

 結局今日も昼くらいまではまた右足が痛かったですが、屈伸やもんだりすることで徐々に痛みは薄れ、午後にはほぼ痛みなく尻のあたりを抑えればしびれを感じる程度となりました。またもんでる最中、恐らく血栓、とまではいかずとも血流を阻害する程度にドロドロとなった血液が回ってきたのか、短時間ながら右手首が急に痛み出すことがありました。ここに至り、やはり血栓が原因だったという確信が持てました。

 では何故血栓ができたのか。実は結構思い当たるというか、元々体質的にかなり痩せているにもかかわらず血中コレステロールの血が高く、血栓ができやすい体質でした。そこへきて仕事中も家でもずっと座りっぱなしでパソコンに向かっていることの多い生活をしており、むしろ今までよく血栓ができなかったなと思うライフスタイルを送っています。
 そこへきて先週日曜はちょっとガチな経済記事を書くのに集中していて、マジで10時間くらい記事を執筆しており(うち5時間はゲーム)、熱中するあまり(ゲームに)トイレ休憩とかもほとんどとらず、自分でも引くくらい座りっぱなしでした。なお自分のパソコンデスクは現在座卓なため、座る姿勢は座布団の上での胡坐でした。

 さらに翌日月曜は会社で昼休み中、無駄に深く足組んで昼寝していました。恐らくこの足組み昼寝が留めとなって血栓ができて、火曜の夜に発現したのではないかと推測しています。今回痛風かと思うくらい本気で痛みが激しく、マジで切断に至るのではと一人で焦って車いすに乗る自分の姿とか想像するくらいでしたが、今こうして痛みが引いたので心底ほっとしています。でもって姿勢には気を付けて、明日からの週末は自転車こぐなどして足を動かそうと思います。

2024年3月13日水曜日

キーボードの叩き過ぎによる腱鞘炎対策


 前に作ったバイキングという対潜水艦攻撃機です。戦闘機は作り飽きたので割とこういう攻撃機をよく作っています。個性があって(・∀・)イイ!!

 話は本題ですが、昨年の秋ごろから仕事でもプライベートでもキーボードを叩き過ぎたせいか、左手の腱鞘炎がひどくなり、マジ日中ずっと痛みが治まらない日々が続いていました。もっとも真の原因はキーの叩き過ぎというより、「Ctrl+C」など、コピペのキーボード操作が一番ダメージを与えていたと推測しています。パソコンの作業、特に文書を扱うものだとこういったキーボードショートカットを使うことの方が多く、またCtrlキーを抑えながら手のひらを広げるため、こちらの方がダメージが明らかにでかいです。実際腱鞘炎の時も、この操作の時のがビリっと来てました。

 冬に入ってから仕事のピークシーズンも終わったので腱鞘炎も徐々に安らいできましたが、ぶっちゃけ今の自分の仕事効率はこの手の状態に左右されることが多いように思え、心技体じゃないですが、体を良くすればもっと効率挙がると思って先月になって急に腱鞘炎対策に取り組み始めました。具体的には何したかというと、手のケアグッズを買っては色々試していました。
 その際に購入したのは以下のグッズです。

・ハンディマッサージャー
・電熱手袋
・指ぬき手袋

 一番上のハンディマッサージャーは5000円くらいでネット通販で中国メーカー製を購入しました。使ってみた感じとしては、まず温め機能がついてはいたもののオンにしてもそんな温まらず、全く使い物になりませんでした。一方、マッサージ機能については細かいシリコン製の突起が膨らんで、機械に突っ込んた手をぐいぐい押すような感じのマッサージ器なのですが、そこまで使ってて気持ちいいとは感じませんでした。ただ使ってからは腱鞘炎らしき痛みは完全に消え今も感じることはなく、快感度は低いものの効果はあるんじゃないかと思います。

 次に、先のハンディマッサージャーの温め機能が全く温まらないため、ポカポカしたいと思って電熱器で中を温めてくれる電熱手袋を購入しました。こちらは2000円くらいでした。
 この電熱手袋ですが、ホットカーペットの手袋版と思ってくれればいいです。コンセントにつないでオンにすると温めだすので、寒い日なんかは突っ込んでるだけでそこそこ気持ちよかったです。ただ高温設定でずっと突っ込んでると皮膚が少しやけどしており、あまり使いすぎると乾燥肌になる可能性があるように思えます。

 ハンディマッサージャーと電熱手袋はほぼ並行して使っていましたが、前述の通りこれらを使ってからは腱鞘炎を感じることは完全になくなりました。どちらかが効いたのか、どちらも効いたのかわかりませんが、使ってて両方とも手の筋肉のケアとしては悪くない商品だと思え、Youtubeとか見ながら使うにはなかなかいい気がします。
 個人的には電熱手袋のが快感度も高くていい気がしましたが、今後夏に入ったら多分使わなくなると思え、そしたらハンディマッサージャーがまた復権してくるかもしれません。

 最後に書いた指ぬき手袋ですが、これは例の、中二病の中学生とかがつけてそうな指の部分だけ切り取られ手の平だけ覆う手袋です。値段は1200円くらいでした。なんでこんなの買ったのかというと前述の電熱手袋がずっと使っていると肌が乾燥しそうだと思ったのと、指ぬき手袋ならゲームとか記事書くといった作業中でもつけづけられるし、単純に手を温めることで血行良くなってケアになるかなと思ったからです。
 で使ってみたところ、最初こそ微妙になれずキーボードも打ちづらかったですが、慣れるといい感じに指と指の感覚をうまく離してキーボードを叩けるようになり、今もこの手袋付けながらこの記事書いています。でもって寒い日なんかはマジこれで手を冷やさずにパソコンを使い続けられるので、若干指先は冷えるものの、いい感じに手を温めながら自宅でパソコンで遊んでられます。まさかこの年になって、こんな中二病グッズを買うことになるとは思いませんでしたが。

 そのうえで、やはり腱鞘炎は手の冷えが誘発するように思えます。私は夏場に仕事が忙しく手も酷使しますが夏の間は手の痛みが気になることはなく、空気が冷え込んだ秋とか冬の方が痛みを感じることが多いです。
 こうした寒い時期に手を温める、なおかつ温めて血行を良くすることで回復を促せているように思えるので、手が痛いって人は室内でも敢えて手袋をつけ続ける、日常動作に影響するなら自分みたく指ぬき手袋をつけるのがベターなのではないかという気がします。それでも痛いなら、私が買ったようにハンディマッサージャーや電熱手袋を買うのもお勧めです。

 それにしても最近消費が激しくなっているというか、なんか敦煌の文様入りの茶碗とかも買ってたりします。中国は今絶賛不景気ですが、だからこそお金に余裕ある状態なら積極的に消費した方がいいのかなと思うのと、ほかの人が消費を控える中だからこそ思いきり消費すると逆に楽しいという思いから、積極的にこのところ物買うようになっています。

2024年2月25日日曜日

墓場に現れる男

 セミの鳴き声が喧しい夏の夜、その日私は友人に誘われて、近くの墓場へと肝試しに行きました。誘ってきたくせに怖がる友人を引っ張りながら墓場の奥へと進むと、ある場所から、一種独特な空気のようなものを感じるようになってきました。

 このままいくと何かが起こる。そのような直感を感じた私は一瞬帰ろうとしたものの、そばにいる友人に弱気を見せまいと、かえって強気なふりをして一歩前に進みました。その瞬間、私の近くにあった墓石の後ろから突然、小太りの男がぬっと現れてきたのです。
 その男はぼろぼろな上着を着ており、私たちを見つけるとにたにた笑いながら近寄ってきて、こう口にしました。






























「ワイルドだろぉ」


 また仕事中、何故か以上の無駄なショートストーリーを思いついたので備忘録代わりに書くことにしました。いったい何故こんなショートストーリーを思いついたのか、真面目に仕事してんのかといろいろ疑いたくなりますが、少なくともいえることとしては私の中で杉ちゃんのマイブームはまだ続いているということでしょう。
 ちなみに興が乗って調べて、「我很狂野」というのが「ワイルドだろぉ」の中国語訳になるということがわかりました。非常に応用が利くというか、仕事でミスったときとかおなか壊したときとかでもこれ言えば何となく場が持ちそうないい言葉だと思え、今度中国人相手にも「我很狂野」と使ってみようかと画策中です。

2024年2月17日土曜日

女性が恋愛物でカップリングにこだわる理由の仮説

 過ぎ去りし日はもう戻らないけど今日は春節最後の休日です。まぁ人とほとんど会わずにのんびり過ごしたから気力満点というか、いい感じに暇を覚えて仕事したいなという気分なので悪くはないですが。

 それで話は本題ですが、かねてから女性が恋愛物のドラマや漫画などで、恋人同士となる伽rかうたーの組み合わせ、いわゆるカップリングに異常なこだわりを見せるのが気になっていました。正直、この感覚は男の自分からしたら全く理解できず、一体何が楽しいのか、かねてからずっと不思議でした。
 唯一近いなと感じるものとして、ガンダムなどのロボット物の作品でどのパイロットにどんな機体を宛がうのか、この手の組み合わせをあれこれ考えるのは確かに楽しいです。スパロボとかギレンの野望なんかはまさにこの楽しみを反映するゲームといえるのですが、スパロボに関してはあれこれ悩んだ挙句、結局原作通りの機体を宛がうことが自分には多いです。カミーユの乗っていないゼータガンダムなんてゼータじゃないし(´・ω・)

 話は戻しますがこのかねてからの疑問に対し、BL大好きな中国人女性の同僚に思い切って聞いてみました。その同僚によると、カップリングについては自分が考えている通りに確かに大好きだそうで、以前には「前読んだBLでは戦闘機のメインとサブパイロットという組み合わせだった(´・ω・)」という話を聞いてもないのに説明してきました。
 このカップリングを女性が何故好むのかについて単刀直入に聞いてみたところ、「女性は恋愛劇をちょっと距離を置いたところから、観劇するように客観的にみているからでは?」という、ちょっと想定外の答えが返ってきました。でもって、この答えを聞いて自分の中でこれまでのいろんな要素が一気に直列つなぎにつながりました。

 結論から述べると、こと恋愛劇に対して男性は主観的にみるのに対し、女性は客観的にみる傾向が強いのではないかと思います。この違いによって、カップリングで盛り上がるか盛り上がらないかが湧かれるのではないかという仮説を立てました。

 この仮説のヒントとなったのは上記の同僚の証言と、セクシー恋愛漫画の「ToLoveる」の作者の矢吹氏が以前行ったコメントでした。その矢吹氏のコメントは何かというと、「漫画の中で主人公(リト)以外の男性キャラには女性からモテたり、ラッキースケベ的なシーンは作らない。何故なら主人公以外にそのような場面があると、読者は興ざめするから」といったコメントを、確か初代シリーズ単行本のコメントに書いていました。
 この矢吹氏の考えに沿うと、男性は恋愛漫画や小説において男性の主人公や主要キャラクターに自身を投影しているというか、自分がそのキャラクターの目線や立場に立って、それらキャラクターを自らの分身に見立てながら作品を消化していると解釈できます。だからこそ主人公以外の別の男性キャラクターが主要ヒロインとかと仲良くなり始める展開、具体的にはNTRな展開に対して強い拒否感を持つ男性もいるのではないかと思います。
 まぁ、NTRが好きな人も結構多いらしいけど……。

 それに対し女性は、作中のどのキャラクターにも自信を投影していない、没入感を持たずに内容を消化しているのではないかと思います。男性キャラクターはおろか女性キャラクターに対しても自身と同一化せず、さながらオペラを見ているような感じで男性、女性キャラクターの双方が紡ぐ関係性に対し視点を当てているのではないかと思います。前述の通り男性は恋愛劇を自分が作中の男性キャラになった気分でヒロインの女性キャラに恋心を持ちながら主観的に見るのに対し、女性はあくまで客観的に、男性キャラと女性キャラのイチャコラぶり、言い換えると両者の組み合わせや関係性に着目して恋愛を見て楽しんでいるのではないかというのが自分の見立てです。
 もっとも女性の場合、男性×男性の組み合わせの方が盛り上がってそうだけど。

 こうした考えを持つ理由は他にもあり、心理学において男性に比べ女性は共感性が強いということは割と多方面で指摘されています。男は物事を主観的に見るのに対し、女性は相手の立場や視点に立ってみることが多く、だから相手の痛みを考えないシリアルキラーは男性より女性の方が少ないとされています(漫画の「サタノファニ」によると)。

 また男性に関しても、恋愛漫画でも主人公が読者の立場に近いほど男性読者に贔屓にされる傾向があるような気がします。超金持ちな男性主人公と平凡な男性主人公では、やはり後者の方が作品として男性から支持されやすいように思え、かつての「電車男」を例にとると、いわゆるオタクな主人公だと自己同一化しやすいためオタク層により支持されたのではないかとも思えます。
 逆に女性だと、女性が指示する恋愛物で読者の立場に近い女性主人公(ヒロイン)はなんか少ない気がします。代表的なのはお姫様キャラで、そのほかもバリキャリなオフィスウーマンとか、偏見かもしれませんがなんか現実味の少ない女性キャラが多いような気がします。

 以上を踏まえて言うと、恋愛物に求める要素は男性と女性で真逆に近いほど異なっている可能性があります。男性は主観的に見るので、ヒロインはともかくとして男性キャラは身近であればあるほどよいのに対し、女性は客観的に見る、っていうかファンタジーを求めている可能性もあるので、ありえない組み合わせな男性キャラと女性キャラの方が支持されるのではないかと思います。いわゆる王子様と庶民、またはその逆とか。
 そのうえで、男性はキャラに自己を投影するので一つの作品にあまり多くのカップルを成立させると逆に嫌悪感や不信感を持たれる可能性がありますが、女性は逆にウェルカムで、どいつとどいつの組み合わせがベストなのかを意識させるうえで、男性キャラと女性キャラをどちらも複数登場させた方が受けがいいかもしれません。男性向けの場合は主要男性キャラ一人に対しヒロイン多数のハーレム的展開が王道だろうけど。

 以上勝手な仮説を展開しましたが、物事を主観的に見やすい男性と、客観的に見やすい女性という概念でカップリングの謎を自分なりに納得できるところまで解釈することができたと思っています。もちろんこれは大まかな傾向に過ぎず、客観的な男性もいれば主観的な女性もいるだろうし、恋愛物についても個人によって好みは変わるでしょうが、こと女性がカップリングでああも論争する背景理由についてはようやく理解できるようになりました。BLを好む理由についてはまだあまり理解できてませんが。

2024年2月14日水曜日

精神病対策としての日光浴

 今日の上海は昼間に気温が20度を超えるなど春を超えて初夏のような日となり、連休をゲームばかりして過ごす自分も妖気に誘われて昼食がてら家の周りを数キロ散歩していました。WeChatの歩数表を見たら友人も歩数が増えてたので聞いてみたら、やっぱり同じような理由で散歩していました。
 なお今日は天津も15度に達するなど、中国各地で異常に気温が高かったようです。ところが明日から上海は雨で、気温もまた冬の一般的な水準に戻るとの予報が出ています。

 で話は本題ですが、今日散歩に出かけたのは家でゲームばかり(FF3)し過ぎている懸念もさることながら、友人から聞いた話がちょっと頭に残っており、わざと日に当たるようにして外へ出かけました。その友人とは先月に日本へ行っている最中にあった高校の同級生で、紆余曲折あって今精神科医をしている友人です。
 なお敢えて二つ名をつけるとしたら、「最も精神年齢が幼い精神科医」と呼ぶのがその友人には一番合っている気がします。こう言うと冗談っぽく聞こえるかもしれませんがシャレじゃなくマジで精神年齢が異常に幼いのに精神科医やってる変わった奴で、患者たちもどういう風に接しているのか密かに気になっています。

 話を戻しますがその友人に、いい機会だからと前から気になっていたことを一気に尋ねてみました。まず一つ目としては、現在精神科は患者で溢れており、「私、精神病かも?」と思った人が診断を受けようと尋ねても、初診を予約するまで最低1ヶ月くらいかかるくらいの大渋滞になっているという話を聞いたのでその真偽を尋ねたところ、「よく知ってるね(´・ω・)」という回答でした。
 友人曰く、精神科の数も精神科医の数も年々増えてはいるそうなのですが、それ以上に患者の増加ペースのが早く、診断済みの患者への対応だけでもほぼ手一杯になっているそうです。そのため初診までに時間がかかり、実際診断を受けるころには症状を悪化させてしまっているというケースも見られるそうです。

 次に聞いたこととして、鬱や精神病を発症するまでの過程は諸条件が複雑に絡み合っているとは思うけれども、一番トリガーとなる最大の条件というか最後の決め手になるような要素は何かと尋ねたところ、てっきり少しくらい逡巡するのかなと思っていたら「ストレスだね(´・ω・)」と、一瞬で即答してきました。
 基本的にストレスがなければ精神病にはならないとのことで、精神病を発症する人はそのほかの発症条件もそろった上で、高いストレスを抱えた状態に至ると発症しやすくなるとのことでした。いわれてみれば当たり前のように感じますが、単純にストレスが最大の懸念要因だと言われて自分としては得心した思いがしました。

 続いて、「じゃあ精神病を予防するためにストレスを減らすとして、ストレス軽減には何が一番効果的なんだ(。´・ω・)?」と尋ねたら、こちらもまた一瞬で「日光浴だね(´・ω・)」と即答してきました。

 日光浴に関してはかねてからストレス解消とかメラトニンの生成などは聞いていましたが、本職の精神科医から最大のストレス解消方法として挙がってくるとは思ってこず、意外でした。ただ言われてみるとすごく納得できるというか、自分は学生時代によく自殺の統計などを調べていましたが、基本的に冬は雪に閉ざされる北方の雪国ほど自殺率が明確に高く、逆に太陽カンカンな南国ほど低いという傾向が日本国内はおろか、世界単位でも明確に表れていました。
 この背景理由をを「南国育ち」だからで片づけない場合、やはり日照時間こと太陽に浴びた時間の長さは人の精神に大きく影響するのではないかと前から考えていました。そこへきて上の友人の回答で、自分としても至極納得したというか、精神病を予防するための対策として日光浴というのが単純で重要なのではないかと自分も深く納得したわけです。

 そうしたやり取りもあったため、自分のストレス管理として空が晴れていたら敢えて日光を浴びるよう自分も意識するようになりました。元から鬱気味だったというわけではないのですが実際問題として日焼けを気にせず日光を浴びるのは重要だと思えるだけに、今日のように冬にして珍しいくらい暖かい晴天とあってわざわざ袖まくってまでして日光を浴びるよう心掛けました。

 そのうえで実際に入ったことがあるわけじゃないですが、何となく精神病棟、特に重度の精神病患者が入る病院というのは窓がなく、閉ざされた印象があります。実際はどうだかわかりませんが仮にもしそうだとしたら上記の友人の言葉とは真逆の環境で、日光を一切浴びるどころか見ることすら叶わず、なんか余計に精神病を悪化させてしまうような環境に見えます。
 そういう意味ではその手の精神病棟ほど、鉄格子は必要となるかもしれませんが、日の光を入れる窓が非常に重要になってくるかもしれません。なんかYKK APの宣伝文句みたいですが。

 だったらいっそのこと、360度全面ガラス張りで太陽の光から一切逃れることのできない部屋に入れた方が、精神病患者の症状の改善するかもしれません。ただ実際にそんな部屋を創造したところ、夏場に至ってはむしろ一種の拷問部屋のように見えてきたので、やはりほどほどに窓の大きな部屋にするのが無難かもしれません。

2024年2月6日火曜日

うなりくん

 先日忘年会で育児について語る同僚に対し別の同僚が、「パパ活熱心ですね(´・ω・)」といってました。多分彼は「イクメン」といいたかったんだろう。

 話は本題ですが先々週に日本行ってた際、地元なのにこれまで一度も行ったことがなかったのでまたソ連人民の敵であるうちの親父と成田山新勝寺に行ってきました。相変わらず周辺は千葉特有の雑木林ばかりで景観悪かったですが、新勝寺自体は関東の寺にしては非常に大きく、また境内も手入れされてて思ってたより感動しました。
 その際、興味本位でお土産屋を回っていたところ、「なんだこの珍獣は?」と思うものが目に入りました。


 その珍獣とは上の動画に出てくる、成田のゆるキャラを名乗るうなりくんというキャラクターです。いつ頃から活動しているのか知りませんが、自分が彼を知ったのは今回が初めてでした。

 まず第一印象から語ると、SUICAのペンギンとリアルに見間違えました。っていうかどう考えてもこのペンギンの亜種にしか見えないのですが、キャラクターとしてはうなぎがベースで、それに成田空港があることから無理やり飛行機とくっつけ、元ネタがわかりづらいからまた無理やり「成田」という名札を付けたような感じです。
 なお中国人の同僚にこれ見せたら「鳥?」といわれました。少なくともうなぎよりは鳥に近いと思うし、鳥よりもペンギンに近く、うなぎだと一発で看破できる奴はまずいないでしょう。なおその同僚にはそのあとハゲのAAをまとめたサイトを見せたら爆笑してました。

 このうなりくんで自分が一番奇妙に思った点を述べると、何故今の今まで彼の存在を自分を知らなかったのだろうかという点です。これでも一応千葉県のマッドシティ周辺に実家あるし、長く住んできたし、日本行くときは羽田じゃなくほぼ成田で降りるというのに、このうなり君をこれまで一度も目撃したことがありませんでした。
 成田山の近くの土産物屋であればたくさんグッズを売っているのを見るものの、ここまでマイナーなもんなのかなと思って上海へ帰る前に成田空港を見て回ったのですが、一番のおひざ元である成田空港というのに、うなりくんグッズを売っているお店は第2ターミナル内に1か所しかありませんでした。多分これが、マイナーたるゆえんだと思う。

 ただ明らかにマイナーな存在ではあるものの、そのとてもうなぎには見えないキャラクターと胸の「成田」という漢字のアクセントは強く、変に興味を持ち続けて今これを書いています。中国人も漢字がわかるだけに興味を持つかもしれないので、次回に日本行った際はこの際だからうなりくんの小さいぬいぐるみを大量に買って中国人に配ってみようかなとも検討しています。まぁ中国で人気出たところでなんだって気はしますが。

2024年1月26日金曜日

増え続けるお土産……

 また更新が空きましたが特に深い理由はなくまた日本に入り、昨日と今日は伊豆半島に旅行に行っていたためです。

 さて今回日本へ行くことについて中国人女性の同僚に話し、何か買ってきてほしいものがあれば対応するがと伝えたところ「いえ、特にないです(ヾノ・∀・`)ナイナイ」という答えが当初返ってきました。しかしその翌日には「やっぱり一つお願いしてもいいですか(^ω^)」といってきて、その翌日には「もう一つお願いしてもいいですか(^ω^)」といってきて、なんか1日ごとにオーダー品が増えていきました。

 もちろん代金は人民元に換算して後で向こうが払ってくれはしますが、運ぶ際に荷物がかさばるとかそういうことについて中国人は一顧だにしてきません。以前にも「日本で買えば100円くらい安くなるからじゃがりこ10箱買ってきて(´・ω・`)」といってきた奴もいましたが、じゃがりこ10箱だとどれだけ荷物がかさばるか、そういうことは一切配慮してきませんでした。さすがにこの時は激怒して、「1000円やるから上海で自分で買え!(# ゚Д゚)」ガチで怒鳴りました。
 以上のような経緯について別の中国人に話したところ、「だめですよ花園さん。中国人に旅行日程漏らしたら無茶苦茶なことお願いされるだけですよ(´・ω・)」と教えらえ、それからは内密に旅行することが増えてきています。今回ももう少し、情報緘口敷くべきだった。

2024年1月15日月曜日

ポスト松本人志に挙げられなかった気になるコンビ

 13日に行われた台湾総統選挙では現在の祭文英総統の後継にあたる民進党候補の頼清徳氏が当選しましたが、この選挙戦の最大のMVPは選挙干渉しようとした大陸側の中国政府でしょう。ぶっちゃけ台湾の人たちは大陸側が干渉すればするほど民進党への支持を強めており、そういう意味では中共は民進党候補を勝たせるためにわざと、かなりバレバレな選挙干渉やってるんじゃないかとみていて逆に疑います。
 っていうか誰か「北風と太陽」の絵本を北京に送ってあげるべきでしょう。口先だけでも「平和裏な統一を目指す」といっておけばいいのに、武力統一も辞さないなんていちいち言ってれば民進党を応援しているも同然です。胡錦涛政権だったら、こうも武力を誇示しなかったろうな。


 さて話は本題ですが今も報道が続く松本人志氏の騒動を受けて、上の記事のように彼の出演が取りやめとなった番組、芸能界において誰がその穴を埋めるかという議論で、吉本所属以外の芸人ばかりが候補に挙げられています。実際にというかこの10年くらいの間に芸能界、特にお笑い業界に関しては吉本一強でなくなっており、まとめ記事にもありますが今吉本の身代を支えているのはお笑いビッグ3の一角である明石家さんま氏でしょう。
 もし彼が引退などしていなくなった場合、多分吉本は今のままではいられず、養成所の閉鎖を含め事業の縮小を余儀なくされると思われます。なんかこう書くと、明石家さんま氏が蜀漢の諸葛亮みたいだな(;´・ω・)

 さてそんな後釜候補について語り合う上の掲示板ですが、これ見て真っ先に思いついたこととしては「ナインティナイン」について誰も言及していないな」という点です。90年代後半における吉本の比較的若手な芸人においてはこのナインティナインが間違いなくトップで、爆笑問題らも当時売れ続けるナインティナインを見て羨ましかったと語るほどでした。
 その勢いは00年代も続き、と書きたいところですが、00年代に入ってからは先の爆笑問題やくりぃむシチューらが台頭し、特に司会を受け持つ冠番組で彼らが席巻するようになります。そして10年代に入ると大器晩成というか元猿岩石の有吉氏が突然の復活とともに多くの番組を持つようになり、同じく多数の番組で司会をするマツコ・デラックスと並んでバラエティ番組を席巻するようになります。

 近年、ナインティナインの二人が司会、出演する番組で話題になることと言ったら、ゴチ企画のメンバー交代の時くらいしかニュースで見ることがありません。っていう過去の企画も内心、ナインティナインの二人が出る必要があるのか、ほかの芸人にやらせたらもっと視聴率取れるんじゃないのと、企画内容がメインコンテンツであるように見えるだけに、前からこのコンビの視聴率への貢献に関しては疑問に思っています。
 私自身が余りナインティナインのファンではないことも影響しているかもしれませんが、それを踏まえても近年の彼らの露出低下は90年代の活躍を知るだけに結構深刻であるように感じます。実際にというか上記のダウンタウンの後釜議論においてもナインティナインの名前は一切出てきておらず、私以外の人たちの間でもナインティナインのフェードアウトはかなり激しくなっているように見えます。

 この辺について背景とかいろいろ述べるとしたら、結局のところダウンタウン以降、幅広い層に人気を持つタレントを吉本が育てることができなかった、否、見つけることができなかったということだと思います。吉本は養成所を作るなどして多くのタレントを輩出することには成功していますが、やはりこの世界は才能が物を言うというか、究極ともいえるダイヤの原石をこの30年くらいの間に見つけることができなかったような気がします。
 まぁ有吉氏の例のように、一度芸人として終わったと思われた人が不死鳥の如く復活して視聴率をかっさらうこともあるので一概にこうと言い切れませんが、ナインティナインというかつてのエースのフェードアウトぶりを見ると、これ一つで吉本の力の落ち込みを強く感じさせられます。

 まぁ吉本の中でも、陣内智則氏は司会もギャラリーもワイプも何でもできるし、もともとピン芸人だからネット配信もこなせるなどものすごい万能ぶりだから、彼が引き立つ番組をうまいこと作れたら松本氏の穴は十分埋められるんじゃないかと内心思っています。むしろ彼が、もちろん今でも十分人気ですが、現状程度の人気でとどまっているのがひそかに不思議に思っており、もっと彼は売れるとかたくなに信じています( `ー´)ノ

2024年1月4日木曜日

自然に対する養老孟司氏との認識齟齬

 養老孟司氏といえば書籍「バカの壁」でおなじみの解剖医で、現在も講演や執筆活動を旺盛に行っています。「バカの壁」が出たのはもう随分と前ですがその発売時は大いに話題となってベストセラーとなり、当時はよくテレビにも出演していたのを覚えています。
 私も当時、よく売れて話題になっているということからこの本を手に取って読んでいるのですが、自分でも非常に不思議なのですが、「バカの壁」の定義を含め、この本に何が書かれていたのか当時も今も全く覚えていないのです。

 読んだ本の内容が全く記憶に残らないなんていうことは他にはほとんどなく、同時期に読んだ渡辺淳一の「鈍感力」なんかかなり良く覚えているだけに、自分がなぜ「バカの壁」の内容を全く覚えていないのか当時から非常に不思議でした。そのため、「バカの壁」は確か3回くらいは繰り返し読んだはずなのですが、それにもかかわらず内容を覚えることができませんでした。
 一体何故「バカの壁」は私の記憶に残らなかったのか。結論から言えば、私と養老氏で根本的な価値観や考え方が大きな開きがある、特に自然に対する認識で大きな齟齬があるためではないかと、この度ようやく気が付きました。

 なんで急にこんなことに気が付いたのかというと、養老氏の別の本を読んだのがきっかけでした。その本は最近文庫化された「自分は死なないと思っているヒトへ」という本で、養老氏の結構前の講演内容をまとめた本です。
 主に生活スタイルが都市化していくことで意識ばかり先行するようになった現代社会の特徴を指弾する内容となっているのですが、この本の中で養老氏は「自然」こそが大事で、その対となる存在にあたる都市、人工物に対しては全体を通して批判的に語っています。

 この養老氏の言う自然についてですが、養老氏が子供だった頃の鎌倉にはたくさんの自然があり、趣味の昆虫採集にもいそしむことができたなどという風に語られます。そのうえで、海外、特にブータンなんかはこの手の自然が残っており、東京などには公園などはあるけどああいうのは人の手が入った人工物であり自然ではないと否定しています。

 以上のような養老氏の自然観を読んでいる最中、自分の中である疑問がもたげました。具体的には、「真冬で極寒の中にある北海道の平野とか、水一滴存在しない高所山岳地帯などは、養老氏の中の自然に含まれているのか?」という疑問です。
 書籍を読む限り、養老氏が「自然がある場所」として挙げられている環境というのはどれも、昆虫がたくさん生息する森林しかみられません。そうした場所の自然のありがたみや恵みについて養老氏は度々強調しているのですが、私にはこれが腑に落ちず、そもそも自然というのは恵みだけをもたらす存在ではないという風に認識しています。

 前述に挙げた、人間、それどころか虫を含むほとんどの生物にとって生存し続けることが困難な場所もまた、人の手が全く入っていない自然地帯です。むしろ、森林以上にナチュラルな場所だとすら考えています。
 そのうえで、自然というのは人に恵みをもたらすだけでなく、時に善人であろうと悪人であろうと関わらず、容赦なくその命を刈り取る厳しさも持っていると考えています。人が死ぬほどの暑さや寒さ、そして乾燥だけでなく、台風や地震などといった災害もまた自然の一部だと私は考えており、ただ一方的に人へ恵みをもたらしてくれるありがたい存在ではありません。敢えて例えるなら人を導く一方であっさり消し去ることもある、一神教における神のような二面性を持った存在として私は自然を見ています。

 そうした見方から私は自然に対し恵みをくれるありがたい存在とは見ず、如何にしてその逆鱗に触れずにおこぼれに預かるかを考える、畏怖の対象としてみています。そもそも自然を管理、支配するということは人類にとって土台無理な話であり、昨今の環境対策とかに関しても、人が及ぼせる範囲内で自然を人類にとって有利な方向へ誘導する程度の小細工に過ぎないという風にも見ています。

 あくまで私の解釈ですが、養老氏の自然に対する概念にはこうした自然に対する畏怖感、そしてその厳しさに対する警戒感が見られず、自然はいいものと全面肯定しているようにしか見えません。そのうえで都市、人工物に対し非常に否定的なことを何度も述べられていますが、私は人が密集して暮らす都市ができたからこそ人同士の距離感など初めて得られた感覚もあると思え、「都市だからダメ」という風に言い切ることは早急ではないかとも思います。

 そもそも前述のような認識から、私は自然そのものが美しいとは思っていません。あくまで自然というのは美しさも内包しているだけで、むしろその全容は呵責なく人間を一度に大量に弑することもある恐ろしさをはらんだものとみています。
 そうした自然の脅威に対し、寒さや暑さの対策を盛り込んで組まれた住宅や、水害を防ぐための信玄堤をはじめとする治水措置などは完全な「人の手によるもの」でありナチュラルな存在ではありませんが、私はこれら人工物は自然の脅威を抑えようとする人類の叡智の結晶であり、そこには強い美を内包していると考えます。

 また養老氏が「人の手が入ったもの」と批判する公園、特に庭園などに関しては、自然の中に含まれる美を人間が見出し、抽出、再構成したものであり、これこそが自然の美であるとも私は考えます。山岳地帯の風景など、全く人の手が加えられていない自然の美も確かに存在するとは思いますが、人の手が入ったからと言って自然の美ではないと全否定するのは間違っているような気がします。

 以上のように、自然に対する認識で私と養老氏の間にはかなり埋めがたい認識の齟齬があるように思え、恐らくこの根本的な価値観の違いから、養老氏の主張する内容を私がほぼ全く飲み込めず、その著作を読んでも記憶に残らないのではないかと思います。
 そのうえで養老氏が述べる「自然」というのは、はっきり言えば子供時代を過ごした鎌倉の風景、いわば憧憬のことを言っているのではないかという気がします。だから人を寄せ付けない自然は含まれないし、当時の鎌倉とは程遠い現在の東京などの姿を否定的に語っているのではないかと思え、この辺の「自然」という言葉の定義の差が、自分との間で認識齟齬を生んだのではないかと推測しています。

2023年12月24日日曜日

聖夜のメタルギアソリッドごっこ

 先日、友人に何故か思い出してした話をここで書きます。

 それは確か高一の頃だったと思います。その年のクリスマス、若干キリスト教にかぶれていた私はこの年に1回のビッグイベントに何かしなければならないという焦燥感に駆られ、しばしの思考を経て、メタルギアソリッドごっこ(一人)をすることを決断しました。

 具体的に何したかっていうと、イブかクリスマス当夜かだったかは忘れましたが、全身黒づくめの衣装を着た上でバンダナを巻き、懐にエアガン(USP)を忍ばせ、夜8時くらいに外へ飛び出していきました。もちろん、テーマがメタルギアソリッドなのでなるべく人に見つからないように偲びながら町を練り歩くという、今考えても、いや当時としても意味わからない行動を取りました。
 忍び歩くといいつつも、夜間帯とはいえ実際にはまだ人が出歩く時間帯であり、照明の下とかで結構目撃されています。ちらっと見たその表情にはありありとした警戒感が読み取れ、それを見て自分も「そりゃ変な奴いるよと思うだろうな(´・ω・)」などと感じました。なお途中でエアガン持ってるの警察とかに見とがめられたらやばいなと思い、近くの側溝の中に隠し、再びスニーキングミッションを再開しています。

 大体時間にして30分くらいだったと思いますが、自分的には結構長い時間帯に感じました。っていうか目的地もなしに練り歩くのには限界があり、正確には30分くらい歩いて飽きたというのが本音なところです。なので側溝に隠したエアガン(USP)を回収すると、さすがに自宅ばれたらやなので来る時よりもより慎重になって帰路を急いで帰還しました。

 中二病的なおかしな行動といえばそれまでですが、何故クリスマスにメタルギアソリッドをやろうと思ったのかという点で、当時の自分には計り知れないオリジナリティを感じます。しかも思いつくだけならまだしも、実際に実行するという点で現在もそうですが底知れない行動力の片鱗を見せた気がします。こんな形で見せなくてもいいのですが。
 その後、学期が始まって一人の友人だけにこの聖夜の奇妙な行動の顛末について話したことがありましたが、その友人は爆笑してくれて、一笑とれただけでもやった甲斐あったのかなという妙な誇らしい気持ちになりました。ただそれ以降はこのような行動はとらなくなり、またキリスト教への意識も当時の株価のように下がっていったので、クリスマスだからと言って突飛な行動を取ることもなくなりました。昨日今日もそんな感じで、会社が外資系なため明日25日はお休みとなって三連休となるのをいいことに、ともかく寝ようと時間があれば寝て、起きたらゲームする日々を過ごしています。

 おかしな行動を取らなくなったと思う反面、あの時の有り余る冒険心を今の自分は失ってしまったのかもという懸念も一瞬抱きましたが、あんな突飛な行動を取る冒険心はむしろない方がいいなと、改め自らの成長ぶりに感じ入ります。

2023年12月18日月曜日

再びコラム連載を開始

 先ほど昨日残った冷や飯をニンニクと一緒に炒めてオニオンライス作って食べましたが、部屋の中が焼いたニンニクの匂いがして、食べた後のほうが飢餓感を覚えるようになりました。


 それで本題ですが、上記のロボティアというテック系サイトでまたコラムの連載を開始しました。

 一体なんで急にコラムの連載を開始したのかというと、こちらのサイト運営者より以前にもコラム執筆を打診されていたものの、当時は世を忍ぶ仮のサラリーマンとしての本業に加えJBpressの連載も抱えていたため、キャパオーバーになるとして応えることができませんでした。それが今春にJBpressの連載を終え、かなり久々に夏季を除くどの週末もフルに満喫できるようになって謳歌していたところタイミングよく秋口にロボティアの担当者より再び連絡があり、今ならまたコラムを書けると自分も伝えたので、こうしてまた連載を開始するに至りました。

 コラムを連載するにあたり書く記事に関しては自由にしてよいとは伝えられていたものの、テック系メディアなのと、記事本数がJBpressと比べ少ないことに鑑みて、何かしたら技術関連でなおかつ一つのテーマに絞って連載した方がいいのではと考え、担当者とも何度か検討を行ってきました。ただ技術関連といっても自分は決してAIとかに造詣が深いわけでもなく、ノギスの使い方くらいなら説明できますが、果たして素人の自分で何が書けるんだろうかという点が少しネックになりました。

 その際に閃いたのが、自分の得意技は割と昔の内容でも急に思い出したり、最近起きた出来事に結び付けて説明したりすることで、過去の技術関連ニュースならいろいろ総括して記事化できるかもという案でした。その際にたとえ話として出したのが今回配信した東芝テックの特許庁システム開発プロジェクトの失敗で、これなんか単体でも十分記事に書けるし、自分も当時生で見ていて周りの人にも話を聞いていたのですぐ書けると伝えました。
 また同時に、こうした失敗したプロジェクトをNHKが放送していたプロジェクトXの逆バージョンとして取り上げていけば、相当かけるネタが生まれるし、「いったいなぜ失敗したのか」という観点ならテーマの一貫性も保持できるということに気が付きました。そっからはとんとん拍子で、「プロジェクトE(nd)」というカテゴリで、ひとまずスタートしようという結論に至りました。

 比較的持ちネタが豊富なのと、自分自身も興味ある書き物なので今後時間を見つけ次第にどんどん書いてどんどん配信していくつもりですが、こうしてまたこのブログ以外でコラムを連載できるようになったのは自分としてもうれしい限りです。ただ問題なのはかつてと比べると本当に取材時間が取れなくなっており、何か力を入れる記事ネタが見つかった際にはどうしようかなと今考えています。まぁそれは後で考えればいいだけですが。

 それにしてもつくづく思いますが、子供のころから物書くことを仕事にしたいとは思ってはいたものの、まさか本当に今のような立場になれるとは当時思いませんでした。最初は新聞記者になりたかったけど今の状況見ていると案外ならなくて正解だったと思うと同時に、結局物書く実力があれば媒体なんてあんま関係ないなと思えます。それはともかくとして最近ほんとドライアイがつらい( ;∀;)

2023年11月26日日曜日

突然パソコンの音がエコーに(;´・ω・)

 上海は冷え込むかと思いきや再び暖かくなり、今朝も穏やかな気温の朝でした。なもんだからのっそり起きてまた「アクション対魔忍」で遊ぼうとパソコンを開いたところ

(゚д゚)!

 という感じで、自分の耳を疑いました。何が起きたのかというと、パソコンのスピーカーから出てくる音が何故か反響したようなエコー音になっていたためです。

 明らかに機能まで聞いていたゲーム音声とは異なる音が流れており、一体どうしたことかとサウンド周りの設定を弄るも一切直らず、せっかく前のノーパソの内蔵スピーカーの質が悪かったのでノーパソを取り換えたのになんてこったいとちょっと頭を抱えました。
 こうなった原因についてはちょっと思い当たることがあり、昨夜寝ながらパソコンしていた際にちょっと音量を変えたのですが、その際にサウンドの設定を開いて「立体音響」という設定項目をみて「何か変わるのかな」と弄った記憶があります。多分あれが原因だと思うのですが、その立体音響の設定項目を再びオフとかに変えても、エコー音は改善しませんでした。

 こうなっては仕方ないのでGoogleで早速トラブルシューティングしたところ、出くわしたのが以下のYahoo知恵袋でした。


 どうも私と同じような症状に出くわした人が質問しているのですが、それに対する回答は「サウンドドライバ(Realtek)を削除しろ」というものでした。詳細はリンク先に書かれてありますが、デバイスマネージャーからRealtekのドライバを削除すれば、再起動するとまた一から復元されると書かれてあり、もしかしたら一切音が出なくなるのではないかと戦々恐々で試してみたところ、なんとこれ一発で見事にエコー音が消え、元のスピーカー音が戻ってきました。
 上の質問者も全く同じだったそうで、返信で改善された旨が書かれてあります。

 それにしても原因はいったい何だったのか。エコー音がしていた際、イヤホンで音を聞いたら特に問題ない音が聞こえたので、内蔵スピーカーに問題があったのではないかと考えています。同じ問題ではこのほかにもマイクが音を拾ってエコーになるというものもありましたが、別にマイクで拾った音を流していたわけではないので、今回の私の事例ではマイクは多分無関係だと考えています。どちらにせよ、すぐに直ってくれてよかったε-(´∀`*)ホッ

2023年11月25日土曜日

悪役俳優のほうが目立つスパイダーマンの映画

 先月の日本滞在中、かねてより見たかった映画として「ジョーカー」のほか「スパイダーマン」の最新シリーズ三部作のうち2作目の「ファーフロムホーム」と3作目の「ノーウェイホーム」を自宅のAmazon Primeで見ました。ちなみに「ファーフロムホーム」は見た直後に金曜ロードショーでテレビ放送され、翌週には「ノーウェイホーム」も放送されていました。
 まぁ日本語字幕版で見たいから別にいいんだけどさ。

 どちらも前評判にたがわぬ見事な傑作で、特に「ノーウェイホーム」に関しては過去シリーズでスパイダーマンを演じたトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドがそのまま出演するという非常に豪華な作りで、近年見た中でも稀にみる傑作だと感じました。っていうか公開当時に映画館でちゃんと見たかった。

 ネットでいろいろ批評を見ると結構裏話が多く書かれてあり、決戦前に3人のスパイダーマンが決意を確認しあうシーンで2代目スパイダーマンことアンドリュー・ガーフィールドが「ありがとう、君たちを愛してる!」と抱き着くシーンがありますが、あれは何でもアンドリューのアドリブだったそうです。本人曰く「感極まって、自然と出てきた」そうですが、過去の出演作の「ハクソー・リッジ」の熱演ぶりといい、非常に感情が強い人なんだなぁと思わせられるシーンでした。
 実際にそう伺わせられるエピソードとして、まだ情報公開前にアンドリューが映画関係者に「あんたまたスパイダーマンやるんだって?」と聞かれた際に否定はしたものの、「あんた嘘が下手ね。今のうちに嘘つく練習をしておきなさい」と言われたらしい。

 また別の裏話として悪役のグリーンゴブリン役を演じたウィレム・デフォーについてほかの出演者によると、「ウィレム・デフォーが出るあるシーンを30テイク撮影した。その30テイクには一つとして共通する動画はなかった」と語られています。これはどういうことかというと、ウィレム・デフォーは30テイクすべてで異なる演技の仕方をして見せたそうです。その演技の幅の広さと芸達者ぶりに他の出演俳優らも大いに驚いたそうです。

 実際にというか映画の批評を見ていると、「ノーウェイホーム」で最も評価されていたのはこのウィレム・デフォーで間違いありません。約20年ぶりに同じ役を演じるにあたって、かつての出演時と変わらぬ怪演を見せたほか、オリジナルの1作目でも穏やかそうな父親の表情を見せたかと思ったら、狡猾な悪役の表情へ瞬時に入れ替わる演技が素晴らしく、それが今回の「ノーウェイホーム」でもいささかも衰えていなかったのには自分も驚きました。

 同じく悪役として、ドクターオクトパス役を演じたアルフレッド・モリーナに関しても自分としては感慨深い思いとともにその演技を見ていました。もともと私は全映画の中で「スパイダーマン2」が一番好きで何度も見ているのですが、この作品でアルフレッド・モリーナは変心した大学教授役を演じており、学者らしい知的な表情を見せる一方、こちらもまた狡猾な悪人顔を使い分けており、主演のトビー・マグワイア同様にその演技ぶりには一目置いていました。
 そのアルフレッド・モリーナもこの「ノーウェイホーム」にて、こちらも約20年ぶりの出演ながらかつてと全く変わらない姿で現れ、そのふてぶてしくも知的さを感じるセリフの話し方といい、やっぱすごい俳優だったと改めて感じさせられました。なお本人は相手役のトビーとの再会がこの映画で最もうれしかったことと話しており、撮影途中で何度もトビーと話してたそうです。

 以上の二人を見るにつけ、割とこのスパイダーマンの映画は主役以上に悪役を演じた俳優の方が演技面での卓越さを見せつけられることが多い気がします。3シリーズ目第1作の「ホームカミング」でもヴァルチャー役を演じたマイケル・キートンの演技が自分の中で一番印象に残っており、主役もさることながら悪役俳優の活躍が人気を支えている気がします。

 もっともこれはスパイダーマンに限るわけじゃなく、ほかのヒーロー映画でも共通する特徴なのかもしれません。「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒース・レジャーは言うまでもなく、傑作ヒーロー映画はたいてい主役以上に悪役の演技が評価される傾向があり、極端なことを言えば悪役がヒーロー映画の成否を左右する面が大きい気がします。そういう意味では大御所俳優を持ってくるスパイダーマンのキャスティングは毎回当たっているのかもしれません。

2023年11月9日木曜日

しゃっくりは胃薬で治るか?

 昨夜、2時間のディレイを経て上海の自宅に戻って一服したところ、なんかえづいた後から急にしゃっくりが止まらなくなりました。一晩寝て一時は治ったかと思ったら会社に着いたらまた再発して、会話中とかにしゃっくりが出ると発音が止まるだけに鬱陶しいと感じていました。

 そんなわけだから仕事もそっちのけでしゃっくりの治し方とか調べていたところ、いまだその発生メカニズムは解明されてはいないし、原因はいくつかあるなどと書かれていたものの、どうも胃酸が逆流して食道に届き、食道を刺激することでけいれんが起こるという説が強いそうです。
 この説明を見て、正直思い当たるところがありました。前述の通り昨夜にえづいた時からしゃっくりが起こっており、また実感的にもなんか食道に少し詰まったような感覚もあります。

 なお昔あった「ついでにとんちんかん」という漫画で体を小さくしてある人物の体にもぐりこんだところ、食道のあたりでは食事を提供する食堂になっていました。

 話を戻すとこの説明を見て、胃酸が逆流してしゃっくりが起こるのであれば胃を整えればしゃっくりが止まるのではないかと考え、たまたま今日鞄をあさっている最中に奥底から太田胃散を発見したので、それをそのまま迷わず飲み込みました。そしたらマジでしゃっくりがすぐ止まりました。
 ただ、しゃっくりが止まった瞬間からガチで胃が痛くなってきました。胃薬を飲んだのに何故逆に胃が痛くなるのかと思う反面、これまで胃が弱っていたにもかかわらず痛みを認識せず、それがしゃっくりとなって出てきていたのではないかとも思いました。決して見つけた太田胃散が、10年以上前に買ったからとかじゃなく。

 その後、しばらくしゃっくりは止まっていたものの家に帰ったあたりからまた復活しました。っていうかしゃっくりなんて年に1回あるかないかなだけに妙にかったるいです。
 なお胃に関してはマジで自分の胃腸はピクミン並みに弱く、ちょっとでも暴食するとすぐダメになります。昨日まで日本滞在中は暴食するようなことはなかったものの、普段上海で食べられないものが自由に食べられることから、せんべいを20枚くらい食べたりするなど食事量は普段より多かったと思います。それが少しずつ胃に負担をかけていて、今顕現してきたのかもしれません。

2023年10月30日月曜日

花畑牧場の土産物が見当たらなかった件

 ひとつ前の記事にも書いている通り、先日まで北海道を数日間旅行していました。この間はホテルなどについている土産物屋もよく見て回りましたが、「熊出没注意」関連の土産物を見るにつけ、北海道より今秋田とか東北地方のほうが熊出没に注意しなくてはならないのではなどということを思っていました。
 なおレンタカー店の人に聞いたところ、今年は熊に限らず鹿をはじめとする野生動物との衝突事故が非常に多いそうです。また雪に関しても例年より少なく、やはりいつもと違う気候だそうです。

 話は本題に移りますが土産物屋を回っている最中にふと、「数年前に流行った花畑牧場の生キャラメルがどこにも売ってないような(。´・ω・)?」という疑問が何故か浮かびました。

 花畑牧場とは説明するまでもないでしょうがタレントの田中義剛氏が経営する牧場で、数年前は生キャラメルをはじめとする商品が大ヒットし、テレビ番組などでもしょっちゅう取り上げられていました。
 なもんだから私はてっきり北海道の土産物屋には花畑牧場の商品がたくさん置いてあるのだろうと思ったのですが現実はさにあらず、どこ行ってもその手の商品は見当たらず、結局目にすることができたのは新千歳空港内の花畑牧場系列の土産物屋だけで、かつての人気ぶりからするとその露出は極端に少ないと感じました。

 正直、土産物屋の人にも聞こうかなとも思いましたが、結局聞かずに帰ってきました。ただこのような状況となる理由には思い当たるところがあり、花畑牧場では人気が沸騰してひと段落ついたころ、生キャラメルの開発を巡る騒動が報じられたほか、去年においては牧場で働くベトナム人従業員とかなり深刻な労働争議が発生しています。
 これらに関しては花畑牧場のWikipediaを参照してもらえば書かれてありますが、結構ダーティな内容で、報道が出た当時に自分もかなり引いたのをはっきり覚えています。これら事件が実際どの程度影響したかはわかりかねますが、北海道内の土産物店で取り扱われていない理由の一つにはなっているのではないかと推測しています。

 特にオチらしいオチもありませんが、この花畑牧場の件といい、最近急に妙な事実に気が付くというかひらめきが冴えています。やはり疲労状態だと思いつくことも思いつかなくなるだけに、今んところは体調も悪くないのかもしれません(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

2023年10月29日日曜日

とみ川との再会

 別に隠す必要は全くないのですが、先日まで北海道をソ連人民の敵であるうちの親父と旅行していました。何故北海道を訪れていたのかというと単純に休暇中に旅行しようって話になったのと、「もしかしたらまた会えるかも」というある期待があったためです。


 上記リンク先はJBpressで連載を始めた初期に自分が書いた記事ですが、この記事では上海でオープンしたラーメンアリーナに出店していた、北海道富良野市に本店のある「とみ川」というラーメン屋とその社長を紹介しました。
 何故数ある店舗の中でこの店を取材したのかというと、社長自ら店頭に立って客寄せしていたのが非常に印象的であったためでしたが、話を聞いたところ急な取材にも快く応じてもらい、またその回答もこっちにとって記事が書きやすい回答で、おかげさまでこの記事は配信当日にアクセストップを取っていました。

 この取材以降もとみ川の社長こと富川哲人氏とは上海で幾度か会い、出店から1年後も「あの店は今」的な記事をJBpressで執筆、配信しています。ただ2020年のコロナ流行以降、飲食店への打撃が非常に大きかっただけにその後中国事業がどうなったか気がかりであったものの、あまりにも不景気な状況であったことから直接尋ねることにためらいがあり、連絡は途絶えていました。

 そうしたこともあり、この際本店にアポなしで行ってみたらまた富川社長に会えるかも、でもって相手を驚かせられるかもという妙ないたずら心が湧き、旅行先として北海道を選び、富良野市にある本店へ直撃しました。
 最初訪れた日はたまたま都内の北海道物産展に参加していたため休業していましたが、二度目に訪れた日はちゃんと営業しており、富川社長も店に出ていました。最初はキッチン奥にいたのですが来店してしばらくしたところ奥から出てきたため、自分のほうから「久しぶり(=゚ω゚)ノ」と声かけたところ案の定というか非常に驚かれたものの、富川社長も自分のことを覚えていてくれており、久々の再会を互いに喜びました。

 改めて話を聞いたところ、2020年のコロナ流行を受けて同年3月に中国で育てた弟子に中国事業とその店舗権利を譲り、撤退をしていたそうです。コロナ流行期間中は隔離期間が設けられるなど国境移動が非常に困難だったこと、そして2022年の2ヶ月に渡り上海で行われたロックダウンを考慮すると、流行初期に撤退を決断したことは間違いなく正解だったでしょう。

 中国から撤退はしたものの、日本国内でのとみ川の事業は順調とのことで、新千歳空港店をはじめアンテナショップも拡大を続けており、また各地の物産展出張も好評を得ているとのことでした。また訪問当日は本店で直にとみ川のラーメンを自分も食べてきましたが、素材はさすが本店仕様というべきか、チャーシューをはじめ中国で食べた時よりも明確においしいと感じました。

 自分はこれまで取材相手と取材後に会うことはあっても、これほど長く交流を続けるということはそれほどありませんでした。とみ川に関しては普段あまりかかわりが多くない飲食事業から交流が続いたのと、その後の上海のコロナ流行に伴う混乱への心配もあって、今回再会できて向こうも覚えていてくれていたことは極めてうれしく思います。
 なお富川社長は、「中国で味わった苦労を思えば今の経営で怖いものはない」と語っており、その表情も非常に明るかったです。まぁその気持ちはよくわかる(´・ω・)